井上美穂 氏(有)ルーコ

井上美穂氏

     

WOMANシリーズも、今回で10回目となります。素敵な女性と出逢う機会をいただけることに深く感謝いたします。
記念すべき10回目は、(有)ルーコ 代表取締役 井上美穂氏にメッセージをいただきました。

ルーコ

『広告の企画制作を通し、お客様に喜んでいただくことでスタッフ一同喜び合う・・・
そんな喜びの輪を拡げていくことを目指して
日々歩いたり、走ったり、笑ったり! 』

(有)ルーコさんのWEBサイトより
http://www.rou-co.com/



     
 PROFILE

井上美穂氏
1974年 愛知県名古屋市生まれ(現在33才)。
1975年 父が車販売会社創業、'78年に不渡り。困窮の幼少時代。
1996年 大学在学中、気象情報会社のライター・イラストレーター
1997年 大学卒業後、TBSテレビ報道局 気象情報班配属 番組リサーチ
1998年 病気のため名古屋の実家に戻り、療養後、前職を活かして
     父が経営する車販売会社の広告企画制作を実家の一室でスタート。

1999年 豊田に事務所開設。車販売以外の広告企画制作もスタート。

2003年 有限会社ルーコ設立。

2005年 出産

2007年 7月末 豊田とその周辺域の地域密着型ブログサイト“Boo-log(ブーログ)”立ち上げ。


     
『喜びを創ろう。』  文:井上美穂


  実家の一室でパソコン1台、プリンター1台を置いて、創業したのが9年前。 25才のときでした。
東京で大学を卒業後、テレビ局で働いていましたが、気力体力ともに衰弱してしまい、豊田で車販売の会社(株式会社ルート 現 ユーズネットグループ)を経営する父が半ば強引に連れに来て、帰省しました。

それから1年は、衰弱した心身を休め、立て直すことに専念しましたが、頃をみて父が、自分の会社から発生する仕事(広告企画制作)をやらないかと声をかけてくれました。
前職が、文を書くこと、ときに絵を描くことだったので、それを活かしてくれたのでした。

父が、私の創業最初のお客様でした。

ユーズネットの仕事でだんだん周囲からも評価していただけるようになり、いつしか、ユーズネットの法人のお客様からも仕事をいただくようになり、気付いたときには、猛烈に働いていました。

寝る間も惜しんでデザインの勉強をし、仕事をしましたが、今思えば、勉強途中の私に仕事を下さったお客様に支えられていました。
ほんとうに感謝しています。

web

 

 

 

 

 

 ひとりで打ち合わせ・制作・印刷入稿・納品・経理・事務…何もかもやるわけですから、息つく暇もなかったわけですが、自分の仕事を支持して下さるお客様がいるということ、そして、お客様に喜ばれることが嬉しくて、ただ「お客様に喜ばれたい」という気持ちだけで仕事していました。

現在の会社理念「喜びを創ろう」は、その頃に自分の中での仕事への思いを表現したものです。

創業から4年後に、有限会社ルーコを設立するまでは、チラシ、パンフレット、各種DMなど、印刷物の企画、デザインをしていましたが、設立からしばらくすると、時代の流れもあって、広告の一種としてWeb(ホームページ)の企画デザインも承るようになりました。
印刷物とWeb・・・最初は、イメージのよいものを創って喜んでいただけることを目標にしていましたが、広告の役割は、それだけにとどまりません。お客様の商圏におけるイメージアップ、集客、業績アップに貢献しなければ、真の意味でお客様に喜んではいただけない、ということを、さまざまな仕事を経て思い知らされ、会社理念に沿い、それを実現していく広告媒体として、豊田市とその周辺域の地域ブログ「Boo-log」(ブーログ)を昨年7月に立ち上げました。

Boo-log


世界中に発信できるネット上のブログを、敢えて豊田市とその周辺域に発信するサイトです。
世界中、日本中に発信しても、お客様が望む、地元での集客やブランド構築にはつながりにくい・・・ならば、地域に限定してみよう、という発想です。


お客様のブログを消費者の方がみて、来店していただける、ファンになっていただけるよう、地元に限定してブログを集め、お客様、消費者の方、みなさんにブログを公開していただくことでコミュニティを創り上げていく、それが、「Boo-log」です。


現在、43社(団体)のお客様に参加していただいており、消費者の方も含むアクセス数は、日に20,000件ほどです。
地域に根ざし、輪を拡げていくことで、クライアント様含む地元のみなさまのために「喜びを創ろう」と日々スタッフとともにがんばっています。


 

 仕事は、自分の命を賭けるものだと思っています。一方で、仕事から得るものは、喜びです。経営者として、お客様に喜んでいただけるように働くのはもちろんのこと、スタッフの幸せを願って働く人間でありたいと思います。人の喜びを自分の喜びとして歩んでいきたいです。

余談ですが、私は3才児の母親で、未婚、母子家庭です。
子どもを出産すると決めたとき、何を思ったかというと、子どもに会いたいと単純に思ったこと、そして、子どもを育てながら仕事する女性にとって(未婚の母親にとって、母子家庭の母にとって)励みとなる存在になろう、勇気付ける存在になろう、ということでした。
確かに、子育てしながら仕事しています。しかし、「励みとなる」どころか、両親始め、家族に励まされ支えられ、スタッフにも支えられ、子育ても仕事もしているお客様に勇気付けられてできていることだと、痛感するこの頃です。
「励みとなる」のはいつのことか・・・。でも、それを目指して前進していこうと思います。

 

     

 

     

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第一印象は、凛とした輝きと強さとしなやかさをあわせ持つ女性。
実際にお話をさせていただくと、イメージはそのままで、
礼儀正しく、笑顔がチャーミングな方でした。
ただ‥‥、今回、メッセージをいただきました井上美穂氏との出逢いは
実は私にとっては、少しばかり痛みを伴うものでした。

著しい時代の変化の中で、『喜びを創ろう!』という
純粋な想いで恐れをはねのけポジティブに進む
明確な方向性を持った井上氏の生き方と向き合うことで、
未経験なことに消極的になろうとしていた保守的な自分の弱さを再発見してしまったのです。

「何ができて、何ができないか!」は、
映画『パイレーツオブカリビアン』のジョニー・デップが演じるジャック・スパロウ
船長の科白です。
私達は、時間の制約を受けて生きています。
限られた時間内にできることはわずかです。
だから、できることとできないことを常に選択して生きています。
できることだけを人はしているのですが、
知らず知らずのうちに、できることの範囲を狭めて満足してしまったりするのかもしれません。

『人の喜びを自分の喜びとして歩んでいきたいです。』と語る井上氏に、
『 自分には、なにができるだろう どんな役に立てるだろう‥‥!?』
いま一度、この人生でできることを考え直す
そんなきっかけを、いただいたような気がします。

(とよた下町おかみさん会 19年度副会長 杉谷真利予)