第13話石川屋

お茶でほっと一息

「お茶をお入れしましょうか。 ほっと一息なさいませんか。」
お店に寄ってみて、飲んでみて

石川屋


夏もち~かづく 八十八夜♪」(パンパン)
5月2日は八十八夜です。これは立春から数えて88日目の日を指します。子供の頃から手遊びで馴染みの深い茶摘の歌が思い出されます。
茶畑で茜の襷に菅傘をかぶり、茶摘をされる風景を歌にしたようです。新茶の季節となり、初競りも行われていたようです。こんな時期にピッタリのお店、お茶の石川屋をご紹介します。

石川屋さんは、豊田市駅前のメインストリートで古くからお店を経営してみえます。お茶屋の前は、女将さん、恭子さんのご主人のおじい様が大正時代に繭の卸 問屋を営まれていたそうです。その後時代の流れで、ご主人のお父様が自家用燃料の販売をされたそうです。当時の燃料は炭、薪、練炭、豆炭、コークスで、それを店頭に置いたり、配達をしてみえたそうです。戦後にお茶と陶器の販売も始められたそうです。現在は、灯油、軽油の燃料、お茶の販売が主流です。お茶の他に付随した商品で、抹茶、コーヒー、お茶の飴を、抹茶から派生した抹茶茶碗もあります。その他、生活一般の陶器、お墓の花壺、絞りの小物も取り扱ってみえます。昭和30年代は、土間で木製の陳列棚に陶器が棚田状に並べてあったことを覚えています。当時最前列は、赤いポスト(古い形)や豚ちゃんの貯金箱が ありしたよ♪

恭子さんがお茶の効能を教えて下さいました。「お茶は、健康や美容にいいと言われています。カテキン、タンニン、カフェイン、ビタミンCが含まれていま す。まろやかな旨みでミネラルたっぷりです。タンニンは細胞の老化防止、カフェインは疲労回復、ビタミンCはレモンの5倍のアルカリ飲料です。」健康ブームで緑茶も見直されているこの頃です。茶葉を炒めて食べたり、またてんぷらの脇役として抹茶塩や食後のデザートとして抹茶のスィーツなどもありますね。

ビジネスシーンでも、来客時にはおもてなしに、会議にはスムーズな進行ができるようにと活躍します。また、クレーム等で会社にご立腹されたお客様にもお茶をお出しすることで気分が落ち着かれたというお話も聞いたことがあります。人と人とのコミュニケーションを上手に図る潤滑油
の働きをしていると思います。

「一年に一時期しか採れないお茶は、産地によって味や香りが違います。伊勢茶・鹿児島茶・豊田茶をオリジナルブレンドし、当店にしかない石川屋ブランドを扱っています。もちろん、お茶は味や香りが勝負ですから、それが決め手です!」

ご自宅で飲まれても、贈答にももってこいのお茶。陶器は百円均一のお店で
も置かれるようになり、マーケットが狭くなっていますが、昔から生活に根付いているお茶に力を入れてみえます。
テーラー店で育って有松から嫁がれた恭子さん。
「お店に寄って、お茶をご賞味下さいね。」
取扱商品にあわせ、和服姿の女将さんがお待ちしています。

石川屋 0565-32-0362